単位は100万円。▲は減

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ニンテンドースイッチ

ニンテンドースイッチ

任天堂の本社(京都市南区)

任天堂の本社(京都市南区)

 任天堂が31日発表した2019年9月中間連結決算は、9月20日に発売した新型の携帯専用ゲーム機「ニンテンドースイッチ ライト」が堅調に滑り出し、ソフト販売も好調で本業のもうけを示す営業利益が前期比53・4%増の942億円と大幅に伸びた。

 中間時点の営業利益が1・5倍に拡大するのは2年連続。同社は主力のゲーム機「ニンテンドースイッチ」の廉価版としてライトを投入した。軽量で持ち運びやすくし、発売3年目を迎えたスイッチや関連ソフトの販売の再加速を狙った。
 9月末時点の販売数はライトが195万台で、うち北米向けが80万台と最多。スイッチの販売は4~9月に498万台(前年同期は507万台)とほぼ横ばいで、大阪市で記者会見した古川俊太郎社長は「ハード、ソフトとも順調に推移している」と述べた。
 売上高は14・2%増の4439億円。「マリオカート」や「大乱闘スマッシュブラザーズ」など人気タイトルの新作ソフトが引き続き伸び、ダウンロード専用ソフトなどデジタル部門も拡大。発売9年目の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売は62・9%減の37万台だった。
 一方、円高で為替差損205億円を計上。経常利益は7・4%減の851億円、純利益は4・0%減の620億円だった。
 下期は11月に「ポケットモンスター」など人気ソフトの新作投入を予定し、スイッチシリーズの販売を強化する。
 巨大市場の中国ではIT大手の騰訊控股(テンセント)と組み、ゲーム機やソフトの販売を政府当局に申請中だが、発売時期について古川社長は「準備が整えば説明する」と述べるにとどめた。