京都地裁

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 女子サッカー・なでしこリーグ2部に昨年まで属していたバニーズ京都SCの監督だった元井淳氏が、契約に基づく報酬が支払われていないとして18日までに、クラブを運営していたNPO法人を相手取り、480万円の支払いを求める訴えを京都地裁に起こした。

 訴状によると、元井氏とNPO法人は2020年2月、同月から22年1月末までの期間で監督契約を結んだ。しかし今年2月分の報酬が未払いとなり、以降も支払われなかった。契約書では約定日から20日を超えて報酬が支払われない場合は契約を解除し、クラブに対して残る契約期間分の基本報酬を受け取ることができるとしており、この条項に基づいて報酬を請求するとしている。

 バニーズ京都SCは新型コロナウイルス感染拡大によるスポンサー経営の悪化などを受け、今シーズンから群馬県の運営母体に移管された。元井氏は実質的に契約を打ち切られた状況で、スポーツ法務に詳しい原告代理人の牧野誠司弁護士は「契約書の条項に基づかない解除は常識的に有り得ず、問題だ」としている。

 NPO法人は「顧問弁護士と協議して適切に対応する」としている。