火星移住を想定した実習に参加する学生たち(京都市左京区・京都大)

火星移住を想定した実習に参加する学生たち(京都市左京区・京都大)

 火星で暮らすことを目指して日米の学生が行う共同実習に参加することになった京都大の学生らが、京都市左京区の京大で会見を開き、「宇宙開発を通じて自分の視野を広げていきたい」などと抱負を話した。

 実習は京大と米アリゾナ大が2019年からアリゾナ州にある宇宙基地に見立てた研究施設「バイオスフィア2(B2)」で実施。海洋や熱帯雨林が再現された閉鎖空間で実際に生活しながら生態系や放射線の影響などを調べ、火星での居住可能性を探ってきた。

 4回目の今回は新型コロナウイルス禍で現地に行けるか不透明なため国内のフィールドワークも織り交ぜる。日本からは京大や早稲田大、慶応大などの5人が参加。京大芦生研究林(南丹市)や鳥取砂丘(鳥取市)での環境調査にあたった後、22年2月にB2に滞在する予定。

 京大工学部2年佐野愛華さん(21)は「将来は宇宙探査機や人工衛星の開発に関わりたいのでしっかり実習に取り組みたい」と話した。また国内実習のみだった前回の参加者による報告会もあり、同学部3年大上耕平さん(21)は「地球環境に目を向ける大切さを学べた」と振り返った。