同大にサヨナラ勝ちで2000年秋以来の勝ち点2獲得と最下位脱出を決め、喜ぶ京大の選手たち=ほっともっと神戸

同大にサヨナラ勝ちで2000年秋以来の勝ち点2獲得と最下位脱出を決め、喜ぶ京大の選手たち=ほっともっと神戸

 京大硬式野球部が今秋の関西学生リーグで、1982年の現リーグ発足以降で最高となる4位(勝ち点2、5勝7敗)に食い込んだ。野球の実績では他の5校に劣る選手たちだが、競い合って成長した。昨年に創部120周年を迎えたチームの歴史に新たな1ページを加えた。
 終盤の4連勝が光った。関学大戦で5年ぶりに勝ち点を獲得すると、同大にも2戦続けて1点差で勝った。2001年春から37季続いていた最下位から脱出し、主将の西(4年、西京)は「チームの一体感で勝つことができた」と話す。
 今季5勝のうち3勝を挙げたのが右腕の原(3年、彦根東)。右肘痛が回復して先発に定着し、安定した制球を見せた。仲村(4年、西京)も故障から復帰し、エース藤原(4年、東海大仰星)以外に投手陣が充実した。打線は首位打者の北野(3年、北野)や2本塁打の西が中心となり、代打の鈴木(2年、北野)は11打数7安打と勝負強かった。
 前回勝ち点を得た14年は田中投手(元ロッテ)の存在が大きかったが、今年は選手層が厚い。積極的な勧誘で過去最多の選手約80人が所属し、3チームに分かれ練習試合を繰り返した。夏のオープン戦は28敗2分けと苦しんだが、実戦経験を養った。
 相手を分析する「データ班」の部員や、元ソフトバンクの近田コーチ、元阪神の萩原トレーナーらプロを知るスタッフも支えた。青木監督は「進学校出身という言い訳はしない。うちの学生も野球に大学生活を懸けている」。ひたむきな姿勢が躍進につながった。