村田製作所本社(京都府長岡京市)

村田製作所本社(京都府長岡京市)

単位は100万円。▲は減

単位は100万円。▲は減

 村田製作所が31日発表した2019年9月中間連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比16・2%減の907億円となった。中国を中心とする世界的な景気減速を背景にスマートフォンや自動車の生産台数減少が響いた。
 売上高は3・5%減の7609億円。主力のコンデンサーは第5世代(5G)移動通信システムの基地局向けが拡大し0・7%増だった。圧電製品はスマホ向けで表面波フィルターが減少し17・3%減。リチウムイオン電池もスマホや電動工具向けで減らした。税引前利益は12・6%減の1248億円だった。
 景気の先行きが不透明で当面は自動車やスマホの生産台数が伸び悩むと判断。20年3月期業績予想の売上高を4月発表の1兆5800億円から1兆5100億円(前期比4・1%減)に下方修正した。
 一方で、自動車の電装化やスマホの高機能化による需要は堅調で高付加価値品が増加し、原価低減も進んで、税引前利益の予想は2220億円から2320億円(13・2%減)に引き上げた。