プールや風呂場、スロープの床に施されているざらりとした感触の滑り止め。障害者に滑り止め施工の特許技術を提供する「全国障害者就労支援防滑協会」(下京区)を3年前に設立した、西田光雄さん(70)。障害者が働く就労継続支援A型事業所などが工事を受注すれば、「高い収益を確保でき、賃金向上につなげられる」と自信を示す。

 奈良県出身。32歳の時、京都市内でコンビニ経営を始めた。限界を感じて、別の仕事を探していた2000年頃、複数のコンビニ店舗で足を滑らせて転倒する事故が起きていることを知った。

 当時、建物への滑り止め加工はまだ珍しかった。「需要があるのでは」。全くの素人だったが……