「琴引の塩」を使った「京丹後 塩ぷりん」(京都府京丹後市網野町三津)

「琴引の塩」を使った「京丹後 塩ぷりん」(京都府京丹後市網野町三津)

釜で長時間じっくりと炊き上げる昔ながらの製法で「琴引の塩」を作る安井さん。ほんのりとした塩味がプリンの甘みを引き立てる(京都府京丹後市網野町三津)

釜で長時間じっくりと炊き上げる昔ながらの製法で「琴引の塩」を作る安井さん。ほんのりとした塩味がプリンの甘みを引き立てる(京都府京丹後市網野町三津)

 「鳴き砂」で知られる京都府京丹後市網野町の琴引浜近くの海水を釜で炊き上げた塩を使ったご当地プリン「京丹後 塩ぷりん」が同町内で発売され、地元の人や観光客のリピーターが相次いでいる。プリンの甘みを引き立てる、ほんのりとした塩味が人気の秘密という。

 塩ぷりんは、同町三津で旅館「海遊」を運営する「西晶(にっしょう)」が、市内の業者とタイアップして製造し、国道178号沿いにある自社の製塩所で販売している。西晶は1999年から塩の製造、販売を始めた。旅館近くで取水した海水を釜に入れてまきで炊き、1日約20~30キロの「琴引の塩」を生産する。塩を使った「塩ポン酢」や「塩飴(あめ)」、「塩サイダー」などの商品も開発している。

 西晶ソルト事業部の安井晶俊さん(50)が甘い物好きということもあって、「塩を使ったご当地スイーツを作りたい」と3月ごろから、京丹後産の牛乳を素材にプリンの試作を重ねた。瓶詰め80グラム入りで、当面は1個350円。プリンの塩味のほかに、粗めの塩1グラムがトッピングとして付いており、好みに合わせて振りかける。6月に販売を始め、週に作る約50個が完売する人気ぶりという。

 安井さんは「釜で長時間じっくりと炊き上げる昔ながらの製法で作った自慢の塩は、プリンとの相性がとてもいい。透明度が高い丹後の海の恵みを味わってほしい」と話す。