道の駅「美山ふれあい広場」近くで6月末から始まった手作りハンバーガーのキッチンカー販売(南丹市美山町安掛)

道の駅「美山ふれあい広場」近くで6月末から始まった手作りハンバーガーのキッチンカー販売(南丹市美山町安掛)

キッチンカー販売で人気を集める「ガーリックタルタルバーガー」(左)と「チーズバーガー」

キッチンカー販売で人気を集める「ガーリックタルタルバーガー」(左)と「チーズバーガー」

 京都市内で飲食店を経営していた夫婦が、夫の出身地の京都府南丹市美山町に移り、週2回、キッチンカーでハンバーガーの販売を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大を機に京都の店を一つ閉め、「いずれは」と思い描いていた地元での店作りに踏み出した。こだわりの品を目当てに開店前から並ぶ人もいるなど評判を呼んでいる。

 東賢史郎さん(32)、菜津美さん(32)夫妻=南丹市美山町野添。京都市でレストランやバーなど計3店を開き、美山のソーセージなどを出していた。しかし、昨年来のコロナ禍で突然苦境に陥った。「先がどうなるか分からなくて、人を雇うことも難しくなった」(賢史郎さん)

 悩んだ末、昨年6月にレストラン1店を閉店。将来的に故郷で店を出すことが夢だった賢史郎さんは、ピンチをチャンスに変えようと、まずは美山で移動販売車を使ってハンバーガーの販売を始めることにした。

 キッチンカー「LIMIT30BURGER'S」は、今年6月から道の駅「美山ふれあい広場」最寄りの安掛交差点近くで営業している。毎週金、日曜に開店し、メニューはガーリックタルタルバーガー(780円)など3種類。地元で取れたトマトをソースにしてたっぷりかけたチーズバーガー(730円)が1番人気だ。

 店名の通り1日30食限定で、午前11時半の開店から1時間ほどで売り切れる日もある。菜津美さんは「観光客なども想定していたが、思った以上に地元の方がたくさん来てくれる。既に何度か来てくれている人もいる」と喜ぶ。

 メニューの数は今後増やしていく予定で、地元のジビエなどを使うことも検討中だ。賢史郎さんは「地元の人や観光客にも楽しんでもらえるようなメニューを考えていきたい」と話す。いずれ美山で店を構えることも考えているという。