新たにポイントとして発行する紙のシール(左)と、従来の磁気カード

新たにポイントとして発行する紙のシール(左)と、従来の磁気カード

 買い物時に商店が発行するポイント数に応じて、消費者がサービス還元を受けられるポイントカード。京都府久御山町の商店主らでつくる「久御山サービスカード会」が、20年間続けた磁気カード方式をやめ、1日から紙のシールを発行、台紙に貼る方式に改めた。あえてアナログな方法にすることで、商店の参加を促し、消費者に商店へ足を運んでもらえるようにする。

 カード会は1999年に始まった。商店が点在している町内全体を商店街に見立て、サービスや連携の強化を目指している。同年、町内に大型商業施設ができたことへの危機感も背景にあった。50店以上が参加したが、廃業や退会で減り、現在は、菓子製造、給食弁当、家電販売、美容室、米穀、時計、衣料品など16店が加盟する。

 カードの印字機が老朽化。更新に1台15万~20万円かかり、加盟店募集の支障にもなっていたことから、商店の初期投資が不要なアナログ化を決めた。

 購入額100円で1ポイント発行し、240ポイント分貼った台紙を、300円の買い物券と交換する。台紙は、家族やサークルで同じ1枚を使える。

 カード会会長の自動車整備販売業、尾崎収二さん(60)は「抽選会やイベントに加え、地元の店を訪ねたくなる仕掛けを工夫していく。生活に身近な商品を扱う店の加盟を増やしたい」と話す。加盟店を紹介するマップ作りや、店を訪ねるスタンプラリーなどを企画する。