昨年秋の「東九条マダン」(京都市下京区・元崇仁小グラウンド)

昨年秋の「東九条マダン」(京都市下京区・元崇仁小グラウンド)

 国や立場の違いを超え、多くの人が交流や表現を楽しむ京都市南区東九条の祭り「第27回東九条マダン」(同実行委主催)が3日、同区の凌風小・中で開かれる。朝鮮の伝統音楽や舞踊、少数者に目を向けた展示など多彩な催しがある。
 恒例のマダン(広場)劇は小学生らが稽古を重ねてきた。突然動かなくなったサジャ(獅子)と困り果てたサジャ使い、窮地を救おうとする子どもらのやりとりをコミカルに見せる。時事的な視点をちりばめつつ、笑いや踊りで生きる喜びや意味を表現。開発で変わりゆく東九条の地への思いも込めた。
 100人近くが踊りながら太鼓を打ち鳴らすプンムルノリや和太鼓と朝鮮の打楽器の共演、宇治市出身の世界的ジャグリングパフォーマー「ちゃんへん.」さんのショーなどを催す。東九条にまつわるクイズやシルム(朝鮮相撲)といった一般参加企画、民族衣装の試着や伝統楽器体験コーナーも充実させる。
 会場の凌風小・中は、元陶化中時代の1993年マダンが始まった場所だ。この地では10年ぶり、学校統合後としては初開催となる。過去に同中で行われたマダンを振り返るコーナーのほか、性の多様性やハンセン病問題に着目した企画などが展示される。
 実行委員長の梁説(ヤンソル)さんは「韓国や朝鮮の枠組みを超え、マダンには多様な人が集い、さまざまな表現の場になっている」と話す。入場無料。午前10時~午後3時。雨天時は4日に順延。