石山寺の参道につながる新しい散歩道を歩く園児ら(大津市石山寺1丁目・石山寺)

石山寺の参道につながる新しい散歩道を歩く園児ら(大津市石山寺1丁目・石山寺)

 大津市で5月に散歩中の園児ら16人が死傷した交通事故を受け、石山寺(同市石山寺1丁目)は、近くの「石山寺こども園」の園児のために、車が通らない散歩道を新設した。1日から利用が始まり、園児らが安全な散歩を楽しんだ。
 園児らがほぼ毎日、散歩で通る、園から寺正門の東大門へ続く市道は参拝者らの車の通行量が多かったため、事故を機に、寺が整備を進めてきた。
 新しい散歩道は、園の北側から境内の世尊院に続き、参道へ出る約80メートル。普段は使用しない境内の裏道に、手すり付きの階段を設けるなどした。
 この日は開通式があり、テープカット後、5歳児クラスの園児28人が真新しい道を元気よく歩いた。参道に到着すると「もう着いた」と声が上がった。石山寺の鷲尾遍隆座主は「市道での散歩は以前から危ないと思っていた。子どもたちに安心して寺に来てほしい」とし、堀井文子園長は「紅葉の季節を迎え、寺に行く機会が増える。子どもたちも喜ぶでしょう」と話した。