駅員の制服や方向幕などの資料が並ぶ「近江鉄道ミュージアム」の会場(東近江市八日市浜野町・近江鉄道八日市駅)

駅員の制服や方向幕などの資料が並ぶ「近江鉄道ミュージアム」の会場(東近江市八日市浜野町・近江鉄道八日市駅)

アクセルやブレーキを操作できる運転士の体験コーナー(東近江市八日市浜野町・近江鉄道八日市駅)

アクセルやブレーキを操作できる運転士の体験コーナー(東近江市八日市浜野町・近江鉄道八日市駅)

 滋賀県東部を走る近江鉄道(彦根市)の資料や歴史を紹介する「近江鉄道ミュージアム」が、東近江市の同鉄道八日市駅にこのほど、オープンした。車両機器の操作や運転士体験も楽しめるユニークな施設となっている。


 昨年12月に施設の老朽化で閉館した、彦根駅構内の旧近江鉄道ミュージアムの資料を活用した。「気軽に見る、触れる、知る」をコンセプトに、内容を充実させた。
 約80平方メートルの会場に、車両部品や駅名の看板など約30点が並ぶ。行き先を表示する方向幕は来場者が操作し、「八日市」「彦根」などの駅名、「臨時」「回送」など19種類のダイヤルに応じて表示を変えられる。木製の駅名看板や改札鋏(きょう)など時代を感じさせる資料も多い。
 運転士の体験席は、実際に使われたアクセルやブレーキ、ドア開閉ボタンを設置。座席シートは、クリーム色で流線形の車体が親しまれ、今年5月に引退した700形「あかね号」から移した。駅員の制服を着て記念撮影もできる。
 1893年の会社設立申請から現在に至る同鉄道の年表、沿線5市5町の歴史や観光地を紹介するパネル、信楽焼や日野椀(わん)など近隣市町の特産品も展示した。同社の広報担当者は「体験や展示を通じ、新たなファンを増やしたい。沿線の町に興味を持ち、鉄道に乗ってもらえれば」と話す。
 開館は午前10時~午後4時。入館無料。