自作したお囃子用のパーティションの前で、感染対策のアドバイスを受ける関係者たち(亀岡市京町)

自作したお囃子用のパーティションの前で、感染対策のアドバイスを受ける関係者たち(亀岡市京町)

 京都府亀岡市の亀岡祭に登場する山鉾の一つである難波山鉾保存会が8月29日、子どもたちを交えたお囃子(はやし)の練習を始めるのを前に、新型コロナウイルスの感染対策に関する勉強会を亀岡市京町で開いた。市の保健師から、仕切りの設置や消毒の方法などでアドバイスを受けた。

 同祭では新型コロナの影響で山鉾やみこしの巡行が2年連続中止となり、お囃子を披露する場がなくなっている。伝統継承への懸念も強まり、同保存会はコロナ対策を徹底した上で今年の練習を9月中旬から実施することにした。参加者や保護者に安心してもらおうと、市健康増進課に勉強会を依頼した。

 保存会は、かねや太鼓を打ち鳴らす子どもたちを一人ずつ仕切れる自作のパーティションを準備し、飛沫(ひまつ)のリスクがある笛方は屋外で練習することを説明した。保健師は「人が入れ替わるたびにアルコールで消毒することが必要」「子どもたちには帰ってからの手洗いも必ず徹底させてほしい」と助言した。

 樋口晋弘会長(61)は「練習をやめるのは簡単だが、前向きに伝統をつなぎ発展させるのが保存会の役目。祭りの時期にはお囃子の発表も考えている」と話した。