京都にはボロフェスタという音楽フェスがある。その歴史は長く、僕が京都に来るずっと前から続いていて、僕たちも2013年に初めて出てからほとんど毎年呼んでもらっているとても大事なイベントだ。

 今思うと、結成して1年やそこらだったHomecomingsをあんな大きなステージで、しかもあのステンドグラスの前で、という大胆なブッキングがあるのとないのではバンドが今いる未来は少し変わっていたかもしれない。

 KBSホールにしかない、ボロフェスタにしかない空気があって、それは魔法のようなのだ。会場の入り口で久しぶりに会う友達との会話も、片方のステージを観ながら転換する時のあの体が熱くなる感じもボロフェスタにしかない。

 主催の1人の土龍さんはHomecomingsを一番初めに見つけてくれた人で、僕にとってボロフェスタを大事に思う理由の一つでもある。

 自分たちがどこから出てきたか、ということを忘れずにいることはとても大切なことだ。これからも僕たちはこの街の匂いを忘れないだろう。ボロフェスタが京都で続いていく限りずっと。僕たちはたしかにこの街からきたのだ。