谷垣禎一氏

谷垣禎一氏

 3日発表の秋の叙勲で、自民党の谷垣禎一前総裁(74)が旭日大綬章を受章することになった。京都府北部を地盤に党や政府の要職を担った34年の衆院議員時代を振り返り、「選挙を支えてくださった方々の顔が目に浮かぶ。多くの人にお世話になって政治生活を続けることができた」と地元に感謝する。

 1983年の旧京都2区補選で初当選し、現在の京都5区と合わせて連続12回当選を果たした。早くから将来を嘱望され、科学技術庁長官や財務相、国土交通相を歴任。自民党が2009年に下野した際に総裁となり、党再建に尽力して政権奪還への道筋を付けた。

 党幹事長時代に自転車事故によるけがで頸(けい)髄(ずい)を損傷し、17年の衆院選には出ずに政界を引退した。車いすでリハビリ生活を送る中、「障害者になってみないと分からないことがあった。パラリンピックを手伝いたいし、それに関わらず、障害者のポジションをよくしていくためにできることを少しでもやりたい」と語る。