花で飾られた祭壇に献花する参加者たち(2日午後4時46分、京都市左京区・みやこめっせ)

花で飾られた祭壇に献花する参加者たち(2日午後4時46分、京都市左京区・みやこめっせ)

 京都アニメーション(京アニ)放火殺人事件の犠牲者の冥福を祈るため2日、京都市内で開かれた「お別れ そして志を繋(つな)ぐ式」では、京アニ作品の原作者や社員のメッセージが代読された。「京アニクオリティー」と称される繊細な映像表現を支えたチームワークを物語るエピソードが明かされた。

 原作者はメッセージの中で、脚本やキャラクターデザインの打ち合わせに参加した際の様子を披露。スタッフが監督の発言に突っ込みを入れるなど親密な雰囲気を振り返り、「お茶とお菓子と雑談がセット。この環境のおかげで、連携の取れた繊細で一体感のある作品がつくれるのだと納得した」と振り返った。

 スタッフの妻で自身も作画を担う社員のメッセージも読み上げられた。夫の姿を「原作を片手にキャラクターを自分の中に落とし込むため、多くの時間を注いでいた。すごい熱量だった」とつづり、「今も現実を受け入れられているような、いないような、ふわふわした気持ちで過ごしている。ファンの思いや、家族のような存在だった亡くなった仲間の思いを力に変え、一歩ずつ再建できるよう闘っていきたい」と記した。