陽光を浴びる茶の新芽(5日午前10時28分、宇治市白川・京都府茶業研究所)

陽光を浴びる茶の新芽(5日午前10時28分、宇治市白川・京都府茶業研究所)

 5日は、万物が生き生きとしているという二十四節気の「清明」。京都府宇治市白川の京都府茶業研究所は同日、一番茶の萌芽(ほうが)を宣言した。平年並みの時期で、昨年より2日遅い。

 研究所内の茶園で栽培する品種「やぶきた」の新芽350個を調べ、7割が芽の外側にある包葉の約2倍に達すると宣言する。防霜対策や、収穫、加工の準備を進める上の目安となる。

 茶園では柔らかな新芽が1センチ以上に伸び、春の日差しを浴びて輝いている。ここ数日、寒暖差が大きく、同研究所は防霜ファンを稼働させたり、夕方に寒冷紗(かんれいしゃ)などで茶園を覆ったりして霜から守るよう茶農家に呼び掛けている。

 抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の茶園は、約1週間後には日中も茶園を覆って日差しを遮る。茶摘みは約1カ月後の八十八夜(5月2日)ごろから始まる見込みという。