小川のほとりで漢詩や和歌をしたためる詠み人たち(京都市上京区・北野天満宮)

小川のほとりで漢詩や和歌をしたためる詠み人たち(京都市上京区・北野天満宮)

 貴族の歌遊びを今に伝える「曲水の宴」が3日、京都市上京区の北野天満宮で催された。平安装束に身を包んだ男女が漢詩や和歌を詠(よ)み、優雅な雰囲気を漂わせた。
 宇多天皇が催した曲水の宴に、文人として祭神の菅原道真が招かれた古事にちなんで2016年から開催している。今年は経営者や文筆家、高校生ら8人が詠み人を務めた。
 小川のほとりに座った詠み人は、「神」や「紅葉」「恋」などの題に沿って漢詩と和歌をしたためた。西陣で機織りをしていた祖母の思い出や失恋の悲しみなどを詠んだ歌が披露されると、観覧者からは拍手が送られた。
 観覧した女性(81)=同市北区=は「3回目で初めて詠み人の近くで見られた。みやびな雰囲気で良かった」と感激していた。