京都市教委の野外活動施設「奥志摩みさきの家」(三重県志摩市)が今年、開所40周年を迎えた。年間1万人の児童を受け入れてきたが、新型コロナウイルスの影響で昨年度から学校単位での利用は中止され、財政難の市は存廃を含めた検討に入る。多くの子どもたちの思い出を彩ってきた施設が揺れている。

 みさきの家は、海に接する機会の少ない市内の児童生徒が自然と触れ合えるよう整備され、1981年4月に開所した。太平洋を望む広大な敷地の中に宿泊棟や野外炊事場があり、4年生が2泊3日で利用することが多かった。

 児童にとっては初めての宿泊学習で、緊張しながら……