隊員135人の新型コロナウイルスの集団感染が確認された陸上自衛隊大津駐屯地(2日、大津市際川1丁目)

隊員135人の新型コロナウイルスの集団感染が確認された陸上自衛隊大津駐屯地(2日、大津市際川1丁目)

 防衛省は2日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した陸上自衛隊大津駐屯地(大津市)で、新たに隊員109人の感染を確認したと発表した。陸自関係では1日あたりの新規感染者数として過去最多。累計では135人と滋賀県内のクラスターとしても過去最大で、陸自トップの吉田圭秀陸上幕僚長は記者会見し「関係機関や周辺住民にご不安とご心配をかけてしまったことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

 同省や県によると、135人はいずれも教育部隊の20~40代で、このうち1人が中等症で市内の病院に入院した。残る隊員は軽症や無症状のため自宅や駐屯地内で療養している。

 市保健所と県は同日、駐屯地の立ち入り調査を実施した。駐屯地は感染予防対策を講じていたというが、県や陸自は感染拡大の主な要因が食堂での食事など宿舎での共同生活にあるとみており、他にも感染を広げかねない行動がなかったかを調べている。

 県の説明では、1例目の感染者が確認された8月23日以降、関係者約180人が検査を受けており、29日にはクラスターと認定されていた。