東山防空指揮所跡でガイドから説明を受ける参加者ら(京都府舞鶴市浜)

東山防空指揮所跡でガイドから説明を受ける参加者ら(京都府舞鶴市浜)

 太平洋戦争中、旧日本海軍の司令部が置かれた東山防空指揮所跡(京都府舞鶴市浜)などを巡る「海軍さんの港まちガイドツアー」がこのほど、行われた。参加者が、普段非公開の地下壕(ごう)を興味深そうに見学した。

 舞鶴市や広島県呉市など旧軍港4市が海軍ゆかりの文化財を公開する日本遺産WEEK関連事業として、府北部地域連携都市圏振興社舞鶴地域本部が実施し、府内外から26人が参加した。
 同指揮所は東山とよばれる丘の地下に造られた施設。1944年から終戦ごろまで使用され、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)によって爆破された。
 参加者は、コンクリートで覆われた東西16・4メートル、南北36・8メートル、高さ7・7メートルの内部に入った。ガイドから「当時は木造2階建ての建物があり、軍人や挺身(ていしん)隊ら約160人が働いた」などと説明を受け、写真を撮ったり、ライトで壁や床を照らしたりしてじっくり見つめていた。
 同指揮所で通信業務に携わった石田昭三さん(91)=京都市上京区=も参加。「立派な建物で部屋がたくさんあったのを思い出す。全部壊れてさみしい気持ちもある」と話していた。
 ツアーは、9日(午後1時)にも開催される。要予約。有料。問い合わせは同本部0773(77)5400。