競泳男子100メートルバタフライの表彰式で金メダルを手にして感極まる木村=3日

競泳男子100メートルバタフライの表彰式で金メダルを手にして感極まる木村=3日

 東京パラリンピックの競泳男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)で金メダルを獲得した木村敬一(30)=東京ガス、滋賀県栗東市出身=が一夜明けた4日、銀メダルの富田宇宙(32)=日体大大学院=とともに記者会見した。「今まで経験したどの幸せよりも大きい」と喜びを語った。

 4大会連続出場の木村は1日の100メートル平泳ぎの銀メダルで弾みをつけ、3日の得意種目で自身初の金メダルに輝いた。コロナ禍での1年延期もあり「大変長い日々だった。さまざまな意見がある中、開催していただけて目標を達成でき、幸せな気持ちでいっぱい」と周囲への感謝を語った。

 レース後は祝福の連絡が数多くあったと言い、2018年から活動拠点とした米国時代の仲間と選手村で話し込むなどほぼ眠らなかったという。16年リオデジャネイロ大会からの成長について「一番強くなったのは心の面。どんな状況でも自信を持ち、自分を鼓舞して臨む強い精神力が育った」と振り返った。

 3年後のパリ大会への挑戦については「いろんな人と相談して今後のことは決めたい。もうちょっとだけ(余韻に)浸らせてください」。競泳選手団の一員として「若い選手の活躍が目立った。これからのパラ水泳を彼らが引っ張ってくれる」と期待も語った。