勝負所は、終盤の上り坂。堀越信司(NTT西日本)は、そう覚悟を決めていた。5日のパラリンピック男子マラソン(視覚障害T11)。35キロ地点では6位で、3位と40秒差。足の疲れはたまっていたが、「しっかり粘ろう」と気持ちを奮い立たせた。

 ペースが落ちた選手を1人、また1人と抜いていく。他のクラスも一緒に走っているため、正確な順位が分からない。沿道から「3番だ、3番だ」と声をかけられて驚いた。

 最後は4位に1分54秒の差をつけ、3位で……