えびいもを収穫する生徒やスタッフら(京都府亀岡市河原林町)

えびいもを収穫する生徒やスタッフら(京都府亀岡市河原林町)

 京都の伝統野菜の一つ「えびいも」の収穫が京都府亀岡市河原林町の畑で始まっている。南丹市のフリースクール「吉富D―School」の教員や生徒が栽培に初挑戦し、手間がかかる縁起物を土の中から掘り出している。


 えびいもは、しま模様とエビのような形が名前の由来。たくさんの子イモや孫イモがつくことから子孫繁栄を象徴する。
 八木町の旧吉富小を拠点に活動する同スクールの教員が授業に農業を取り入れ、新しいことに挑戦しようと企画。今年5月から20アールの畑に親芋約1200本を植えて栽培に取り組んだ。
 教員を中心に株元への土寄せや余分な葉を取り除く作業を行い、10月31日から本格的な収穫を迎えた。収穫作業には生徒や同スクールに協力する京都信用金庫の職員も参加。根元からイモを掘り起こし、えびいもとなる子イモと、孫イモ、親イモを丹念に分けて、ひげ根を取り除いた。えびいもは関東の百貨店などに出荷する。
 川勝一彦代表(43)は「土をいじることは生徒にもいい影響を与える。高齢化が進む農業の技術も継承したい」と意気込む。