古代山陰道「野口駅」碑の下から出てきた「タイムカプセル」(中央)。右側の筒に入っていた=京都府南丹市園部町南大谷

古代山陰道「野口駅」碑の下から出てきた「タイムカプセル」(中央)。右側の筒に入っていた=京都府南丹市園部町南大谷

 京都府南丹市園部町南大谷の古代山陰道「野口駅」碑の下に埋められていた「タイムカプセル」が4日、28年ぶりに地元の人たちによって掘り出された。中には石碑建立の協賛者名簿らしきものが入っており、碑に込めた当時の人々の思いが伝わってくるようだった。
 碑は東大池畔に1991年11月、地元の自然と歴史を探究する「本梅探友会」が建立し、カプセルも埋められた。当時の会員は多くが亡くなり、このままでは存在さえ忘れられるとして掘り出すことにした。
 重機で碑を除いて基壇部分を掘ると封印されたとっくりが出てきた。中には巻紙があったが、湿気でくっついて開けることができなかった。ただ、「野口駅」「協賛者」などの文字が読み取れた。谷健三会長(80)は「地域のことを考えて石碑を建てられた先輩たちの思いが表れている」と話し、保存方法を検討するという。