線路に下りてホームの高さを体験する参加者(草津市渋川一丁目・JR草津駅)

線路に下りてホームの高さを体験する参加者(草津市渋川一丁目・JR草津駅)

 視覚障害者が駅ホームから転落する事故をなくそうと、実際のホームを使った勉強会が6日、滋賀県草津市渋川1丁目のJR草津駅であった。駅員と視覚障害者がペアを組み、効果的な誘導方法について考えた。

 JR西日本が実施し、京都、滋賀エリアでの開催は初めて。関西盲導犬協会と県視覚障害者福祉協会の協力を得て、京滋管内で勤務する駅員と視覚障害者ら計79人が参加した。

 電車の来ない時間帯を利用し、参加者たちは線路に下りてホームとの落差や危険性を体感。ホーム上では、駅員が端を歩く障害者に気づいた際の対処法を学んだ。障害者からは声による注意喚起のほか、「遠慮なく体をつかんでホーム内側に誘導してほしい」といった意見もあった。

 参加した視覚障害者の女性(53)は「線路上は敷石やレールがあり歩きづらかった。落下を未然に防ぐために気軽に声掛けしてもらいたい」、彦根駅員北村優幸さん(29)は「命を守ることを最優先に、ためらわず行動したい」と話した。