7月に行われた鵜飼の様子(京都府宇治市)

7月に行われた鵜飼の様子(京都府宇治市)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の30日までの延長を受け、京都府宇治市観光協会は11日、9月末まで予定していた「宇治川の鵜飼」の今期営業を終了すると発表した。宣言発令に加え、降雨による宇治川の増水で中止した期間も長く、営業した日数は2割にとどまった。

 コロナ禍1年目の昨期は営業を初めて全面中止したが、今期は、飲食しながら観覧する団体向け貸切船は運航せず、乗合船も定員を絞る形ながら開催した。

 7月1日からの予定だったが、大雨の影響で月前半は中止。21日から営業を始めたが、8月も12日から雨が降り続き、長期休止に。さらに20日からは宣言発令で中止を継続していた。

 全92日のうち休業日数は73日と、記録の残る1987年以降で最多だった2019年の53日を大きく上回った。同協会職員で鵜匠でもある沢木万理子さん(47)は「昨年の全面休止を経て、今年こそと意気込んでいたのに。『仕方がない』としか表現のしようがないです」と肩を落としていた。