息子の形見で建礼門院が自ら縫った「安徳天皇御衣幡」(京都市東山区・長楽寺)[LF]

息子の形見で建礼門院が自ら縫った「安徳天皇御衣幡」(京都市東山区・長楽寺)[LF]

 京都市東山区の長楽寺で、「建礼門院御遺宝特別展」が開かれている。息子・安徳天皇の形見で作った幡(ばん)(供養の旗)や、建礼門院の御影など、普段は非公開の7点が展示されている。

 建礼門院は平清盛の娘で高倉天皇の中宮。源氏に追われて壇ノ浦で安徳とともに海に身を投げたが救助され、京都へ連れ戻された後、長楽寺の住職、印誓上人のもとで5月1日に出家した。展示はこの日を記念して毎年この時期に実施している。出家時に、安徳が入水直前まで着ていた直衣(のうし)を建礼門院自らが幡に縫い直して布施として納めた「安徳天皇御衣幡(ぎょいのばん)」のほか、それを納めるため江戸時代に織田長好が寄付した箱、安徳の御影など。

 国内外から訪れた人が熱心に見入っていた。5月10日まで。特別拝観料が必要。