大津市役所

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 大津市教育委員会は市立小中学校の2020年度のいじめ認知件数をまとめた。小学校は前年度比34・8%増の5232件で過去最多だった。市教委は、新型コロナウイルス禍で子ども同士や教職員とのコミュニケーションが制約されたことが件数増加の背景にあるとみている。中学校は同4・6%減の1148件だった。

 このほど開かれた市総合教育会議で報告した。学校現場の意識の高まりから認知件数が年々増える中、20年度は小学校の総件数の40・1%を低学年(1、2年生)が占めた。前年度は33・1%だった。春の入学・始業式シーズンにコロナ禍で一斉休校したほか、マスクの着用で相手の表情が読み取れないなど、コミュニケーションが難しかったことが一因と市教委は推測している。

 不登校の児童生徒数は小学校が113人(前年度比7人増)、中学校が232人(同13人増)だった。特別な支援を必要とする子どもの個別指導計画の作成率は、感染症対策で保護者との面談機会が減ったことなどが影響し、目標値より9ポイント低い65%にとどまった。

 市教委は「教員による家庭訪問などを通じ、よりきめ細かく子どもを見るよう努める」(児童生徒支援課)としている。