再選を果たし、万歳を繰り返す自民現職の中島さん(右から3人目)=京都府宮津市

再選を果たし、万歳を繰り返す自民現職の中島さん(右から3人目)=京都府宮津市

 第19回統一地方選は7日、前半戦の11知事選、6政令市長選などが投開票された。大阪都構想を巡る大阪府、市のダブル首長選で政治団体・大阪維新の会が制し、唯一の与野党対決となった北海道知事選では与党系が勝利した。京都府議選(定数60)では自民党が第1党を維持し、共産党が議席を減らした。立民、国民は議席を増やしたが勢いは弱かった。京都市議選(定数67)も自民が第1党を堅持し、京都党と維新が伸ばした。滋賀県議選は自民党が後退し過半数に届かなかった。投票率は府議選40・03%、市議選38・06%、県議選は43・13%でいずれも過去最低を更新した。

 京都府議選では、自民は無投票当選となった京都市上京区などの5人を含め、公認候補28人が全員当選。推薦の無所属現職を含めれば29議席となるが、改選前から1議席減らした。全選挙区に計27人を擁立した共産も1人落とし12人に後退。公明は現有5議席を死守した。国民民主党は5人、立憲民主党は2人、維新は2人で、そろって1人増やした。

 自民は保守分裂となった南丹市・船井郡や亀岡市で勝利するなど公認候補が全員当選した。昨年の補選で1人当選し、2議席を占めていた福知山市では、両現職が共に勝ち、定数が2となった1967年以来、初めて本選挙で議席を独占した。引退などで立候補しなかった宇治市、京田辺市、八幡市などでも議席継承に成功した。

 共産は、前回奪還した京都市山科区と、右京区で落とし、勝負をかけた長岡京市・乙訓郡や城陽市で新人が競り負けた。伏見区では新人が亡くなった元府議の議席継承に成功した。

 国民は6人を擁立。現職は手堅く勝利し、山科区では8年ぶりに新人が勝利した。立民は木津川市・相楽郡を制し、2議席に伸ばした。立民、国民系が競合した伏見区、西京区は共倒れした。

 維新は伏見区で現職が競り勝った。

 当選者の内訳は、現職48人、新人12人。女性は13人だった。

 京都市議選では、公認・推薦候補24人を擁立した自民が改選前から2増の21議席を確保し、市議会第1党を堅持した。21人を公認した共産は18議席を維持した。公明は11人を立てたが、下京区で現職1人が落選。市議選で候補者を落としたのは1999年以来となった。国民も左京区で現職2人が落選し、1減の4議席と退潮。立民は2増の3議席と一定勢力を伸ばした。京都党と維新はそれぞれ5人(推薦含む)が当選し、市議会運営に深く関わることができる「交渉会派」に復帰した。

 自民は、11行政区で唯一議席がゼロだった左京区で推薦含む2人が当選。ベテランが引退した右京区で議席継承に成功したが、現職の死去に伴い立候補した北区の新人は届かなかった。

 共産は、最重点区と位置づけた左京区で元職が議席を奪還。現職が引退した山科区と下京区で議席を死守したが、右京区で現職が議席を失った。公明はベテラン現職が引退した北区と山科区でバトンタッチに成功したが、下京区の現職が再選を逃した。

 国民は左京区で、元民進府連幹事長と元市議会副議長のベテラン2人が共倒れした。初挑戦の立民は、伏見区の現職と北区の元職、右京区の新人が当選を果たした。維新は、現職3人と伏見区の新人に加え、推薦した西京区の無所属現職も当選。候補者を3減の7人に絞った京都党は現職4人に加えて下京区で新人が当選した。

 当選者の内訳は、現職54人、元職3人、新人10人。女性は15人。