課長補佐の逮捕を受け、謝罪する多賀町の久保町長(右)と小菅副町長=17日午前9時ごろ、同町役場

課長補佐の逮捕を受け、謝罪する多賀町の久保町長(右)と小菅副町長=17日午前9時ごろ、同町役場

 滋賀県多賀町発注の土木工事の入札を巡り、官製談合防止法違反などの疑いで、町地域整備課の課長補佐の男(48)が逮捕された事件を受け、久保久良町長は17日会見し、「公務員としてあるまじき行為。住民に深くおわびし、信頼回復に努めたい」と謝罪した。近く、第三者委員会を立ち上げて再発防止策を検討する方針を示した。

 町によると、課長補佐は短大を卒業後、1998年、技術職として入庁。2002年から同課に所属し、水道業務の設計担当を経て、19年4月から道路・橋りょうの設計を担当している。予定価格(落札できる上限価格)を漏らしたとされる「霜ケ原高橋補修工事」は台風被害に伴う橋の土台の補修工事。予定価格は男が積算し、町長や小菅俊二副町長ら計5人が知っていたという。

 課長補佐は今月6日から有給休暇を使って休んでいたという。小菅副町長は「勤務態度はまじめで不審な点には気付かなかった」と話した。

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 滋賀県警捜査2課などは17日、多賀町役場を家宅捜索。午前10時ごろから、捜査員約30人が、課長補佐が勤務する地域整備課や総務課など数カ所に入った。

 また、県警は、官製談合防止法違反などの疑いで、課長補佐を、公契約関係競売入札妨害の疑いで、工事を落札した同町の土木建築会社元社長の会社員の男(70)を送検した。