平成最後の「花祭り」で法話する瀬戸内寂聴さん(京都市右京区・寂庵)

平成最後の「花祭り」で法話する瀬戸内寂聴さん(京都市右京区・寂庵)

 作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(96)が8日、京都市右京区の寂庵で釈迦(しゃか)の生誕を祝う「花祭り」を営んだ。境内には釈迦像をまつった祭壇が設けられ、参拝者は甘茶をかけて、日々の平和や健康に感謝した。

 瀬戸内さんは例年同祭を営んでおり、この日は平成最後の祭りにあたる。瀬戸内さんは午前10時半から100人を超える参拝者を前に、10分間のミニ法話を行った。

 釈迦の誕生について説明をした後、「誕生日とはありがたいものであるとともに、苦労の始まりでもある。生きることは苦労ね。そして、誰も愛したことがないまま死ぬよりも、苦労しながら誰かを好きになって、苦労しながら辛抱して生きていくのがいい」と呼びかけた。