祭神の豊臣秀吉に特製のかまぼこを奉納する森本英義さん(左)=京都市東山区・豊国神社

祭神の豊臣秀吉に特製のかまぼこを奉納する森本英義さん(左)=京都市東山区・豊国神社

 豊臣秀吉にかまぼこを献上してみたい-。そんな夢を実現しようと、秀吉が京に築いた聚楽第の跡地周辺にあるかまぼこ業者が18日、秀吉をまつる京都市東山区の豊国神社で金粉入りの特製かまぼこを奉納した。

 コロナ禍の中で沈滞する地元を少しでも元気にしたいと、上京区のかまぼこ製造業「大栄商店」社長の森本英義さん(49)が西陣織や清水焼などの13業者に呼び掛けて計画。クラウドファンディングで約150万円を集めて実現にこぎ着けた。

 豪華絢爛(けんらん)を好んだ秀吉のセンスを意識し、職人の技術の粋を集めた。かまぼこには北山杉でできた板を添え、西陣織の豪勢な巾着袋や京焼・清水焼の皿もセットに加えた。
 

 奉納したこの日は秀吉の命日。森本さんは「私の名前も読み方はひでよしなので、秀吉さんには親しみを持ってきた。夢が実現してうれしい」と話した。同神社の宮司吉田武雄さん(63)も「きらびやかなものを奉納されて、太閤殿下も喜んでいるのでは」と笑顔を見せた。