「敬老の日」限定のどら焼きセットを購入し、越田社長(左から2人目)から受け取る高校生(左端)。右側は商品を考案した大学生ら=精華町祝園西・御生菓子司ふたば

「敬老の日」限定のどら焼きセットを購入し、越田社長(左から2人目)から受け取る高校生(左端)。右側は商品を考案した大学生ら=精華町祝園西・御生菓子司ふたば

 「敬老の日」の20日、京都府精華町などの和菓子店で、祖父母に孫の写真を添えたのし紙で贈ることができるどら焼きセットが販売された。近畿大(東大阪市)の学生と店が考案したこの日限定の特別商品。孫も祖父母と一緒に食べやすいよう、中身のあんを、さつまいもやチョコレート味にするなど、若者のアイデアを盛り込んだ。

 経営学部3年の26人は「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに地域課題の解決に取り組み、精華町と城陽市に店がある「御生菓子司ふたば」と6月から商品を開発した。

 あんは、定番のつぶあんや抹茶に、さつまいもや生チョコを加えた4種類の味を選び、どら焼き自体も孫も食べやすいように小ぶりな大きさに。孫から祖父母に声をかけるきっかけにしてほしいとの願いを込め、商品名は「あのねどらやき」にした。

 のし紙は、中央部に開けた直径9センチの穴に孫の写真を差し込む形。精華町店では20日、商品を買いに訪れた子どもらの写真を店内で学生が撮影・印刷してプレゼントするサービスも行われ、人気を集めた。精華町の高校1年、木下誠太郎君(16)は「写真付きののし紙は特別感がある。大阪府内に住む祖父母にこれから届けに行くので、喜んでもらえれば」と話した。

 学生側のリーダー、山本澪さん(20)は「自分たちが考えた商品をお客さんが実際に買う様子を見ると、うれしくなった」と語り、越田耕平社長(47)も「和菓子の魅力を若い世代に知ってもらういいきっかけになった」と喜んでいた。