2018年の西日本豪雨で土砂崩れや浸水などの被害が出た京丹波町上乙見で、ソバの花が見頃を迎えている。押し寄せた土砂で稲作ができなくなった水田を改良した畑に植えられており、地元住民は「災害を乗り越えて咲いてくれたシンボルの花だ」と表情をほころばせる。

 同地区は町北部の山間地に位置する。3年前の豪雨災害では、土砂が家屋に流入し住宅1軒が半壊したほか、上和知川支流の上乙見川が氾濫して複数の住宅が浸水被害に遭い、13世帯29人が避難生活を余儀なくされた。

 土砂は水田にも流入。田んぼに水を流す水路も断たれ、稲作ができなくなっていた。

 そんな中、地域の交流を目的としたそば打ちサロンを開いている山口弘さん(69)=同町角=から同地区に、水はけの良い土壌で育つソバを植えてみてはどうかと提案が……