「舞鶴引き揚げの日」の認知度を高めようと、市役所ロビーに展示された資料(京都府舞鶴市北吸)

「舞鶴引き揚げの日」の認知度を高めようと、市役所ロビーに展示された資料(京都府舞鶴市北吸)

 京都府舞鶴市が制定した「舞鶴引き揚げの日」(10月7日)を広く知ってもらおうと、同市北吸の市役所ロビーで、引き揚げの歴史や継承の取り組みを伝える展示が始まった。

 引き揚げの日は、舞鶴港に初めての引き揚げ船が入港した日に合わせて2018年度に制定された。展示は認知度100%を目指す市の3カ年プロジェクトの一環で、舞鶴引揚記念館が企画した。

 引揚桟橋の模型に加え、今年は中高生らが「学生語り部」としてシベリア抑留や引き揚げの史実を継承する活動を伝えるパネルを設置。緊急事態宣言で同館は休館中のため、YouTubeなどで発信している継承の取り組みも紹介する。

 同館が市民600人に実施した調査で19年度の認知度は33%、20年度は62%に高まったという。山下美晴館長は「コロナ禍で命や日常の大切さが高まる今こそ、引き揚げの歴史は心に届きやすいのでは」と話す。10月8日まで。