京都市右京区の障害者就労支援施設「加音(かのん)西京極作業所」が、車いすで姿勢を保持する子ども用のパッド「ゆめらく」を製造している。小児用補装具店「ゆめ工房」(上京区)から、コロナ禍で苦境に陥った作業所の支援にと委託され、縫製に慣れた利用者が携わることで質の向上にもつながっている。

 作業所には知的障害者や発達障害のある約20人が通う。これまで観光客向けのお守りを縫製するなどしていたが、コロナ禍で売上は激減。ゆめ工房を運営する益川恒平さん(43)と妻の由美子さん(42)が作業所の苦境を知り、縫製技術が必要なパッド製造を提案した。

 車いすパッドは、体幹の弱い障害者の体を安定させるため、背中と車いすのシートの間に挟んで使用する。ゆめ工房ではスポンジの形状に合わせてカバー用の布を裁断して縫製してきたが……