今夏の東京五輪まで4大会で障害馬術日本代表を指揮した東良(ひがしら)弘一監督(75)=京都乗馬クラブ=が今大会をもって勇退する。選手としてもモントリオール大会から3大会出場し、計45年間で7大会を経験。「五輪は競技の頂点。経験するとまたやりたくなる。友達も幅広くでき、すごい財産になった」と感慨に浸る。

 2015年から世界有数の牧場主ポール・ショッケメーレ氏を日本代表のゼネラルマネジャーに招き、人馬の育成強化を図った。東京大会は、団体が馬の出血で失権となったが、個人種目で歴代2番目の6位入賞を果たした。「団体のメダル目標が果たせず申し訳なかったが、個人で成果が出た。今の骨組みを利用して強化すればきっとメダルを取れる」と期待を込める。

 経験豊富な指揮官も、無観客開催は初めての経験だった。会場の馬事公苑は関係者が50人ほどだったといい、「今回の成績ならもっとスタンドが沸いて……