南丹市美山町静原の山添喬さん宅の裏山に現れたサル(3月31日、山添泰子さん撮影)

南丹市美山町静原の山添喬さん宅の裏山に現れたサル(3月31日、山添泰子さん撮影)

倉庫に入って保管してあった米袋を破り、米を食べ散らかした当時の状況を語る北川弘美さん(南丹市美山町静原)

倉庫に入って保管してあった米袋を破り、米を食べ散らかした当時の状況を語る北川弘美さん(南丹市美山町静原)

 京都府南丹市美山町静原周辺で、今冬からサルが昼間に頻繁に出没、建物内にも入り込んで食べ物を持ち去るケースが相次いでいる。人的被害は出ていないが、襲いかかる危険性もあり、市美山支所は注意を呼び掛けている。

 農業北川弘美さん(77)宅では、1月から親子で5匹のサルが来るようになり、畑の野菜を食べられたほか、台所のテーブル上にあったミカンを持っていかれた。保管室に置いていた精米20キロ入り米袋が何個も破られた。農業山添喬さん(74)宅でも、ほとんどの野菜が被害に遭い、チューリップの球根も食べられた。

 目撃者は多く、帰宅して家に入ると、閉めた玄関の戸が開いたので振り向くとサルがいたことも。引き戸を簡単に開けるうえ、見つかっても親ザルは人をにらみつけ、爆竹で追い払ってもまたすぐ現れるという。

 北川さんらは「サルの被害がこれほど出た年はこれまでなかった」と言い、今年は特に雪が少なかったので山からすぐ下りて食べ物を手にすることができ、味をしめたのではないかとみている。

 近くの美山中付近でも出没しており、警察も周辺のパトロールを強化している。市美山支所は有害鳥獣としての捕獲許可を出し、すでに隣の平屋地区で1匹を仕留めた。同支所は家屋の施錠を徹底するとともに、発見したらすぐ連絡するよう呼び掛けている。