京都府京丹後市

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 京都府京丹後市消防本部の救急車が今年4月、山間部の事故現場近くで道を間違えたため、現場の到着が37分遅れたことが22日までに分かった。先着隊が救急車を誘導する無線のやり取りの中で説明不足があり、進路を誤った救急車が引き返して遅れたという。救急車はその後、重傷の男女を兵庫県豊岡市内の病院へ搬送したが、命に別条はなかった。

 同本部によると、4月25日午後5時20分ごろ、「車が川に転落している」と119番通報があった。事故は京丹後市丹後町の山間部の府道で、軽自動車が運転を誤って約20メートル崖下の宇川左岸に転落。最寄りの峰山消防署竹野川分遣所から救急車1台が出動し、同6時ごろに現場に到着した。隊員3人が車から外に出ていた80代男性と70代女性を救護した。

 峰山消防署(同市峰山町)からも救急車1台が出動した。同6時25分に現場近くを通過したが、先着隊から無線で「川沿いに入れ」と指示を受け、誤って別の川沿いを道なりに進んだ。しばらくして道が狭くなり、引き返したため現場到着が37分遅れたという。

 池田弘幸消防長は「現場到着が遅延したことをおわびする。負傷者の回復を祈り、再発防止の徹底に努める」としている。