大津地裁

大津地裁

 滋賀県彦根市の荒神山で男性が許可範囲を超えて違法に伐採したことに伴い、市が林道に安全対策を余儀なくされたとして、男性に対策費用を請求するよう住民が大久保貴市長に求めた訴訟の判決が9日、大津地裁であり、西岡繁靖裁判長は訴えを棄却した。

 判決によると、男性は2015年、所有林とともに、他人の所有地や滋賀県の許可を受けていない範囲も伐採。林道沿いの樹木は誘導や転落防止機能を果たしており、市は安全確保のためガードレールを設けた。

 西岡裁判長は判決理由で、男性の伐採行為について「市の権利を違法に侵害したとはいえず、男性に対する損害賠償請求権は発生していない」などとした。