木材や竹で組んだ稲木に上り、刈り取ったばかりの稲を掛けていく飯尾醸造のスタッフ(京都府宮津市上世屋)

木材や竹で組んだ稲木に上り、刈り取ったばかりの稲を掛けていく飯尾醸造のスタッフ(京都府宮津市上世屋)

 京都府宮津市北部の山あいにある上世屋の棚田で稲刈りが最盛期を迎えている。黄金色に実った稲穂を農家らが手際よく刈り取り、昔ながらの「稲木干し」で天日干しにする作業に汗を流している。

 コンバインが入らない棚田では手押し刈り取り機などで収穫、稲木に掛けて乾燥させる。時間をかけて乾かすため食味が良くなり、風景は集落の風物詩となっている。

 このほど、棚田保全に協力しようと20年近く集落で米を育てる飯尾醸造(同市小田宿野)のスタッフ5人が、棚田で酢の原料などに使う農薬不使用のコシヒカリを収穫した。集落内に設置した稲木に登った人が慣れた手つきで稲束を干していた。9月末まで続けるという。