再整備後の京都市京セラ美術館のイメージ。北回廊の中庭にガラスの大屋根を設け、レセプションなどの会場に活用できるようにする

再整備後の京都市京セラ美術館のイメージ。北回廊の中庭にガラスの大屋根を設け、レセプションなどの会場に活用できるようにする

京都市京セラ美術館の記者発表会であいさつする新館長の青木氏(東京都港区)

京都市京セラ美術館の記者発表会であいさつする新館長の青木氏(東京都港区)

 京都市は9日、市京セラ美術館(市美術館)=左京区=のリニューアルオープン日を2020年3月21日と発表した。新館長には再整備事業の設計・監修を担当する建築家の青木淳氏(62)が今月1日付で就任したことも明らかにした。

 美術関係者の多い首都圏で建築面の魅力を発信しようと、発表会を東京都内で開いた。門川大作市長が「歴史を重ねてきた美術館が令和の時代を迎え、50年後、100年後まで輝き続けるよう再整備に取り組んでいきたい」と述べた後、設計のコンセプトやリニューアル後の活用方法などが説明された。

 新館長の青木氏は発表会で「これまでも建築に軸足を置きながら美術と関わってきたが、今回は反対の使う側の立場になった。ハードとソフトが一体となった美術館づくりに貢献していきたい」と意気込みを語った。青木氏は横浜市生まれで、青森県立美術館なども設計した。建築家が美術館長になるのは珍しいという。

 同美術館は老朽化が進み、18年1月から再整備工事を進めている。約100億円の整備費を捻出するため、市が京セラ(伏見区)に開業時から50年間の命名権を50億円で売却した。