自民党総裁選や衆院選の見通しについて語る本田雅俊氏(24日、京都市上京区のホテル)

自民党総裁選や衆院選の見通しについて語る本田雅俊氏(24日、京都市上京区のホテル)

 京都政経文化懇話会の9月例会が24日、京都市上京区のホテルで開かれた。金城大客員教授で政治行政アナリストの本田雅俊氏が「衆院選、そしてその後の政局展望」と題して講演し、29日投開票の自民党総裁選や迫る衆院選の行方を予測した上で「来年の参院選こそが新政権の岐路になる」との見方を示した。

 本田氏は4人が立候補している総裁選について、現段階では河野太郎行政改革担当相と岸田文雄前政調会長による決選投票になり、国会議員票で有利とされる岸田氏が最終的に勝つとの見方が優勢とした。ただ、河野氏が党員・党友票で半数を超える大きなリードを得れば、別候補の逆転は難しいとも指摘した。

 衆院選に関しては「自公は議席を減らしても政権を維持する」と見通した。理由として、総裁選によって自民党の中での疑似政権交代が起きることに加え、立憲民主党など野党への積極的な支持の高まりが見られないことなどを挙げた。

 その上で、近く誕生する新首相は衆院選後、コロナ対応や経済対策、公約の実行を巡って厳しい試練に見舞われると予想。長期政権になるかは年末年始の支持率が50%を超えているかが一つの指標とした。

 さらに参院選に大敗して退陣した橋本内閣や第1次安倍内閣などを例に「参院選は政権交代に直結しないため、(政権に)お灸を据えてやろうとの思いが国民のどこかにある。来年の参院選で新政権が短命に終わる可能性が2~3割ある」と語った。