秋風に揺れるカリガネソウ(京都府大山崎町)

秋風に揺れるカリガネソウ(京都府大山崎町)

 京都府大山崎町円明寺の小倉神社近くの久保川沿いで、府の準絶滅危惧種に指定されているカリガネソウが滝の麓で涼やかに秋風に揺れている。花の蜜を吸いにスズメガが飛来していた。

 カリガネソウは草地に生える多年草で、草丈は1メートルほど。8~9月に咲き、茎の上部で枝分かれした先に青紫色の花を付ける。全体に独特の臭いがあり、シカが食べないとされている。

 「乙訓の自然を守る会」の宮崎俊一さん(81)によると、乙訓地域では久保川と小塩山に自生している。1997年に府が久保川の護岸補修工事を発表し、周辺住民や同会が計画変更を要望し、カリガネソウの主な2群落が守られた。日当たりをよくするために大木が伐採され、現在も住民らによって保全活動が続けられている。