京都府、京都市の両教育委員会は9日、2020年度教員採用試験の要項や日程を発表した。府教委はベテラン層を厚くするため、受験年齢制限を現行の50歳未満から60歳未満に引き上げる。採用規模は府教委が前年度より10人多い350人程度、市教委は35人増の335人程度を予定する。

 府教委は、小学校が前年度並みの130人、中学は15人増の90人、高校は10人減の70人、特別支援学校が前年度並みの45人ほどの採用を予定する。高校は前年度募集がなかった情報、水産、福祉を含めた15教科、中学は全教科で募集する。

 年齢制限の引き上げは、今後50代の教員が手薄になる見通しのためで、民間企業の経験者や他府県の教員、子育てが終わった元教員らの応募を見込む。また、新たに2次試験の不合格者のうち希望者は、育児休業を取得する教員などの代替で一定期間任用する「任期付職員」の試験を免除することにした。

 市教委は小学校が前年度比10人増の160人、中学は10人増の80人、高校は5人増の15人、総合支援学校が10人増の50人程度の採用を予定する。高校は1986年度以来の募集となる書道を含めた8教科、中学は全教科で選考を実施する。受験資格は45歳未満で、過去の教員歴や民間企業経験によって特例も設ける。新たに精神障害者保健福祉手帳の交付を受ける人も障害者特別選考の対象とする。

 出願受け付けは府教委が25日~5月24日、市教委が19日~5月20日まで。1次試験(筆記)は両教委とも7月6日。