表の数字の単位は百万円。▲は減

表の数字の単位は百万円。▲は減

 グンゼが5日に発表した2019年9月中間決算は、純利益が前年同期比15・2%減の21億円になった。主力のアパレルは好調に推移したが、利益率の高いプラスチックフィルムが半導体市場の低迷で苦戦した。
 売上高は3・6%増の710億円。アパレル事業は消費増税前の駆け込み需要や機能性商品のヒットを受け好調に推移した。機能ソリューション事業はナイロンフィルムは堅調だったが、半導体製造に使われる多層フィルムなどが落ち込んだ。飲料商品向けも天候不順の影響を受けた。
 利益面ではアパレル事業は利益率が改善し営業利益を確保したが、機能ソリューション事業の減益に加え、為替差損1億円を計上。経常利益は8・3%減の33億円になった。
 また連結子会社で電子部品材料製造のエルマ(亀岡市)を業務効率化のため、来年1月1日に吸収合併すると発表した。
 下期は為替差損の影響が残り、増収、経常減益を見込む。遊休資産の売却で最終増益を計画。来年1月にベトナム新工場を予定通り立ち上げる。大阪市内で記者会見した廣地厚社長は「消費増税の駆け込み需要の反動は織り込んでいるが、災害の影響もあるのか、予想より長引いている」と述べた。