ぼや騒ぎがあった京都スタジアムの建設工事現場(10月31日午後1時ごろ、京都府亀岡市)

ぼや騒ぎがあった京都スタジアムの建設工事現場(10月31日午後1時ごろ、京都府亀岡市)

 建設中の京都スタジアム(京都府亀岡市)で10月31日に発生した火災について、京都府は5日、溶接作業中の失火が原因と発表した。防火対策の徹底や作業後の巡回確認などの再発防止策をまとめ、6日に工事を再開する。

 府によると、火災は1階VIPルーム出入り口の天井付近で発生、約100平方メートルが燃えた。火気に対する養生が不十分な中で作業員が外壁の仕上げに伴う溶接をしていた。飛び散った火花が天井裏の保温材や電線に燃え移ったという。
 煙のすす汚れなどを含めた影響面積は約380平方メートルにおよび、一部では天井の張り替えや電気配線などの再工事が必要という。府文化スポーツ部は「作業時間を延長するなどし、12月28日の工期に間に合わせたい」としている。

 京都府は先月、亀岡市に整備中の「府立京都スタジアム」が来年1月11日に完成すると明らかにしている。施設内の大河ドラマ館とフードコートは同日オープンし、2月上旬をめどにスタジアム完成イベントを開催する。球技施設の最初のゲームは京都サンガFCの試合で調整している。
 スタジアムは座席数約2万1600席。観客席最前列までの最短距離は7・5メートルで、全客席を屋根で覆う構造は全国初となる。事業費は亀岡市の用地買収費20億円を含め計176億円。命名権を京セラが取得し、愛称が「サンガスタジアム by Kyocera」となる予定。