経験のない不作を残念がりつつ、来年に向け株を育てる岩森さん(京都府亀岡市上矢田町)

経験のない不作を残念がりつつ、来年に向け株を育てる岩森さん(京都府亀岡市上矢田町)

 京都府亀岡市の春の味覚「丹波ウド」が不作に見舞われている。昨年の豪雨などで元の株が被害を受け、収穫時期を迎えても茎の成長が進んでいないという。

 丹波ウドは太くて長く、強い香りが特長。以前は市内一円で栽培されていたが、現在は同市上矢田町の岩森保文さん(70)ら2戸のみで生産している。

 毎年5月から木を育て、12月にハウス内に株を移して新芽を伸ばす。例年なら春先に高さ60~70センチになるが、今年は達するものが少なく、出荷はわずかとなる見込みという。

 昨夏の豪雨と酷暑で多くの木が枯れ、株が弱ったといい、岩森さんは「50年以上栽培して初めて。残った株を守って来年に向けて励みたい」としている。