自身の経験を基に、「殻」という漢字の覚え方を紹介する朝倉さん(京都府長岡京市神足2丁目・神足ふれあい町家)

自身の経験を基に、「殻」という漢字の覚え方を紹介する朝倉さん(京都府長岡京市神足2丁目・神足ふれあい町家)

 発達障害の当事者で、専門誌の編集長を務める朝倉美保さん(39)の講演会がこのほど、京都府長岡京市神足2丁目の神足ふれあい町家であった。朝倉さんは自身の経験を基に、自らの特徴を見つけ、それを生かす大切さを訴えた。

 朝倉さんは34歳で発達障害と診断されたのを機に、当事者や家族向けの専門誌「きらり。」を創刊。京都市中京区を拠点に執筆から編集までを手掛けている。

 「『ふつう』って何だろう?」と題した講演会では、集まった約20人の市民を前に、落ち着いた行動や対人関係を築くことが苦手で、学校生活や就職先で感じた生きづらさについて話した。

 学習面では、単語を単に書くだけでは覚えられず、視覚情報が入りやすい特徴を生かし、漢字は部首などの構成要素ごとにばらして記憶していった経験も紹介。「できないことは、自分でしっかりと受け止めてはっきりと主張している」としつつも、「できるようになるため、工夫を惜しまないことも大切。周囲もそのための支援をしてあげてほしい」と呼び掛けた。